足跡 軌跡。

葦痕 奇 蹟 。















ンドラの箱、ユメの橋















「んぁー・・・・・亮だぁー・・・・・。」

トンネルを抜けるとそこは幼馴染みの家でした。

はそんなフレーズを、まだ上手く回転しない小さな脳で思い浮かべながら、大きく一度欠伸をした。
ぱたぱたと手で自分の顔を扇ぎながら、むくりと体を持ち上げる。目の前にいる三上亮というこの部屋の住人は心底嫌そうな顔をうかべながら黙ってを睨んでいた。はその視線をしっかりと受け止めて(というか睨み返して)ベッドからもそもそと這い出てくる。あきらかに引きこもりであると自分で宣言しているような白い肌と青白い顔は相変わらずで、は自分が健康だった時のことなんて少しも覚えていなかった。病気を煩っているわけでもないのに、ここ数年あきらかに体力が落ちてきている。いやまぁ、運動しなくなったんだから当たり前なんだけど、と冷静に自己分析をしてから、は三上にベッドを譲った。

「いや別に俺は寝たりしねーよ。」
「えぇ?そうなの?じゃぁなんで起こしたりしたのよー。」
「ここは俺の部屋でそこは俺のベッドだ。他人が寝てたら追い出したくなるに決まってんだろ。」
「何ケチケチしてんの?前は一緒に寝たじゃない。」
「何年前の話だ。」

の言葉にお決まりのセリフを吐きながら、三上は持ってきたアイスティーを彼女に渡した。それを面倒臭そうに受け取ってはベッドに腰を降ろす。三上も続いてその横に勢いよく座り込んだ。

「お前何の用があったんだよ?」

視線は窓の方へ向けながら三上が問う。
質問に対する答えを述べる代わりには本棚の一番上の左端を指差した。
そこに並んでいるのは色とりどりのフォトアルバム。
赤、青、緑、黄はもちろん、そこにはピンクや水色、黒といった類の色で塗られたアルバムが綺麗に隙間なく並べられている。一番左端の紅いそれには、綺麗な字で『亮& 0歳〜1歳』と書かれている。それ以降は想像がつく通り、1年毎に冊数が増えていっている。さすがに7歳のあたりからは2年で一冊の割合になってきてはいるが。
この写真を誰が撮ったのかというと。もちろん三上でもでもなく、2年前に亡くなった、と三上の祖父が撮ったものであった。写真を撮るのが大好きだった彼は、とにかくひたすらシャッターを切りたがって
いたらしい。三上ももそんなこんなで写真を撮られることには慣れっこだった。無論は写真写りが上手くなったり、といったそういう面での慣れが身についたのだが、三上が得たのは、カメラを向けられていてもシカトする、といった至極迷惑な対応に慣れてしまったのである。
彼らの祖父曰く、そこが彼らの違うところであるらしく、むしろ喜ぶように撮っていたのを覚えている。

彼はひたすらシャッターを切った。
対象は、と亮、ただこの二人だけ。
祖父の生きる喜びだった。



今日はその祖父の二回忌である。



「あー、懐かしいなぁ・・・・・。」

対して興味がなさそうに三上は言った。も隣で、そんなに怒った様子も見せずにちょこん、と膝頭を抱え込みながら座っている。窓から入ってくる生暖かい風が気持ち悪い。

「久しぶりに、過去の恥ずかしい自分と向き合ってみないかね、三上くん。」
「別に恥ずかしくねぇし。」
「いや、返すべきとこはそこじゃなくてさ。」

アイスティーを飲み干したらしいは、部屋の真ん中にある小さなテーブルにコップを置いた。
三上も同じように、しかしよりはいくらか乱暴にそれを置く。

「すげーよなぁ・・・よくこんなに撮ったよなぁ。」
「ほんとだよね・・・・1冊50枚で数えると軽く500枚は超えてるもんね。」
「・・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・。」

どちらが先に言ったわけでもなく。

同時に立ち上がって、

色とりどりの、











「おにいちゃああん!あきらがのぶんもとったー!!!」

そう泣叫んで家に帰ってきたのは髪を高い所でツインテールにした、目のくりくりした女の子。
、3歳夏。
どうしたー、と振り返るのはの兄、真、11歳。
夏の暑い日ざしの中、真が筋トレをしていた所にがちょうど帰ってきたのだ。朝出かける時は綺麗だったはずのツインテールもいい感じにぐちゃぐちゃになり、ワンピースもよれよれだ。一体この妹はどこで戦ってきたんだと真は思わず吹き出しそうになった。

「亮が何だって?」

妹の目線に合わせるためにしゃがみこんで顔を覗く。一生懸命涙を堪えようと顔をぐちゃぐちゃにしているが面白くて真は写真好きの祖父を呼んだ。シャッターチャンスだからだ。

「あき・・・あきっ・・らがね!がほしいっていったかいがらくれなかったの!!」

しゃっくりが出てしまう前に全て言い切ってしまおうと皐月はできうる限りの速さでそう述べた。
可愛いなぁ、と呑気に真はそんなことを考えながら、しかしの言っていることはおかしいと気付く。それは別に亮は悪くないだろうと哀れなの幼馴染みに合掌。母親も縁側に出てきて、くすくすと笑っていた。しかしそれもいつものことだ。はいわゆるジャイアン精神を持ち合わせている。

「いつもはくれるのに!!!」

泣きながら怒ったに祖父はシャッターを切っていた。












「お前、ちっさいころのまま育たなくてよかったなー。幼稚園児だから許される性格だったぞあれは。」
「うるさいよいいじゃん変わったんだから!」

はい次!乱暴にはアルバムをめくる。











その頃の三上はとにかく生意気な子供だった。
第一次反抗期というやつだろうか。とにかく反抗したがるのだ。
曰く、今もその性格は変わっていない!らしいがそれはまた今度にして。

「うるっせーな!いかねぇっつってんだろ!」

そう叫んだのは三上亮、6歳。小学1年生にしてこの口の悪さ。ここが学校でもデパートでもなく、自宅の自分の部屋だというのがせめてもの救いだろうか。
彼がすごい剣幕でそう言った相手はもちろん他でもなくである。きっとこの年頃の純粋な少女だったならばそこで泣いて引き下がるのだろうが、何せあのなのだ。大人しく引き下がるなんてことがあるはずもなく、さらに。

ばちんっ!!!!

ものすごい勢いで三上の頬を平手打ちした。

「何よ!買い物くらいいっしょにいってくれたっていいじゃん!りかちゃんの服なくなっちゃったの!」

に負けないために、三上は反抗という最も弱いシールドを編み出していたのかもしれない。












「うわ懐かしーあんたがどうしても買い物に行きたくないって駄々こねてさー。」
「ふざけんな、何がかなしくてりかちゃん人形の服なんて買いに行かなきゃなんねーんだよ!」

そこに写るのは左頬を赤くして涙を堪える三上亮と、満足げなの二人の子供。











「ねー亮。ザリガニ釣り行こう!」

家で大人しく宿題をしていた三上の隣に、いつのまにやってきたのかは手に虫籠と網を持って立っていた。ザリガニ釣りに行こうとしているとはとても思えないような可愛らしいワンピースと麦わら帽子を身につけて。が唐突に何かを言い出すことは珍しいことでもなんでもないので、三上は特に動じるわけでもなんでもなく、ただ短く「あとで」と言っただけだった。もう少しで仕上がりそうなとんぼの絵の上に筆を綺麗に走らせる。さぁ、あとはちょっと仕上げを・・・・そう思った時には既に三上は階段を降りていた。否、正しくは引き摺り降ろされていた。

「じいちゃん!亮と一緒にザリガニ釣り行ってくるね!」

三上はなんとなく籠に目をやった。
後悔した。
8歳の女の子は虫が大好き。












「普通あんぐらいの女子って虫餌に使わなくねぇ?」
「え、そうなの?」

ザリガニ釣りに行く前に玄関でパチリ。
の持っている籠が赤いのは何故だろうか。











「ねぇ、どうしよう、私好きなひとできた。」

10歳。何の前触れもなく、いきなり三上にそう告げた。

「へぇ。」

読んでいるサッカー雑誌から目も話さずに三上は言った。器用にポテトチップスを左手で1枚掴み、それを食べる。雑誌の中では有名なサッカー選手たちの輝かしいその功績が下手な文章でやたら誇張された表現で書かれていた。三上亮にとっては同い年の従兄弟の初恋よりもそちらが興味の対象だったのである。何か声をかけるわけでも視線を上げてくれるでもなく。彼の頭は今、サッカー雑誌のその言葉を綺麗に脳に収納するのに全ての集中力を注いでいた。が何と言おうと届くわけがない。

「・・・・・・・・ねぇ、亮?」
「へぇ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・亮が好きなんだけどさ。」
「へぇ。」

こいつ聞いちゃいねぇ!テーブルを思いっきり右拳で叩いてみたりなんかしても、もちろん三上の集中力が切れるなんてことあるはずもなく。しかたなしに溜息をついた。ちなみに補足しておくと、別にの好きな人は三上ではない。さっきのはただのテストである。

「はぁ。田中先生・・・・・大好きだ、どうしよう。」
「はぁ!!!???」
「な・なによぅ!びびびびびっくりした!!雑誌読んでんじゃなかったの!!??」

180度首が回ったんじゃないかと思うくらいのすごい勢いと角度で三上はの方へ振り返った。
目はが今までに見たことがないくらい見開かれている。さすがのもそんな三上の様子に気押されたようで、ずずずっと後ろへ後ずさりした。とん、と背中が壁にあたり、これ以上下がれないことに気がついた。三上は相変わらず目を見開いたまま、を見つめている。

「お前・・・・・・・・・頭大丈夫か?」
「なななななななんでそんなこと聞くの!」
「田中先生は結婚してんだぞ!?」

「だから何よ!私は愛人になるの!」

無知は恐ろしいとはよく言ったものだ。
はその頃、兄の真(18)のはまっている不倫ドラマを夢見る少女だった。












「俺あの時真さんが兄じゃなくてよかったと本気で思ったなぁ。」
「何でよ。」
「8歳離れた妹になんで不倫ドラマ見せんだよ!」

祝☆に好きな人ができた日
達筆な字で写真にそう書かれていた。
写っているのはと、その好きな人ーではなくて、従兄弟の口から信じられない言葉が出て来たことにショックを受けた三上亮。
彼はしっかり愛人という言葉を理解していた。それもそれで恐ろしい。











「俺、武蔵森受けることにしたから。」

の両親が真の論文発表についてアメリカに飛ぶということで、は一時期三上家に預けられていた。天才、と当時呼ばれていたの兄は、大学で書いた論文を是非NASAで発表して欲しい言われ、始めは断っていたものの、連日かかってくる大学側の電話にとうとう折れ、その発表とやらのためにアメリカに2週間ほど行かなければならなかった。は兄が大好きだったが例えどんなにすごいことなんだと周りの人から言われようとも、一緒について行く気にはなれず、迷うことなく居残りを決めた。両親も両親で、娘がそう言ったことに対して何も言わず、あらなら亮くんとこ行ってなさいな、ということで現在に至るわけである。
三上の家で居候を始めて早3日。その日の昼食は三上とと祖父しかおらず、3人とも熱心に冷し中華を食べていた時のことだった。
唐突に三上はそう告げた。

「・・・・・・・・・・・・は?ごめんもっかい言って?」
「だから、武蔵森受けることにしたんだって。」
「じゃぁ私も受ける。」
「いやお前それ意味わかんねぇよ!」

そう言った三上に対して、ことり、と首をかしげながらはどうして、と聞いた。
さすがの三上も言葉に詰まり、お前もう少し考えてだな・・・・と言葉をごにょごにょと濁らせた。

「私、中学までは亮と同じとこ行くって決めてるし。」
「・・・・・今から勉強すんのか?」
「ん?何言ってんの?私だよ?」

ん。そう言ってテレビを顎で指す。
真がインタビューの中で「妹の方が賢いですよ」と答えていた。
12歳。一時期日本で話題になった。
にこにこと、祖父はその様子を見ていた。













「天才と馬鹿は紙一重・・・・・。」
「何!!何か言った!?」

真TVデビュー記念!そう書かれた写真には真は写っておらず、可愛く笑ったとしかめっつらの三上がランドセルを背負って立っていた。











「じいちゃん元気ー?」

勢いよく扉を開けて祖父の部屋に入ったのはちょうど学校から帰ってきたばかりで、まだ息の少し弾んだ状態のだった。祖父はぼんやりと天井を見上げているだけで、に対する反応はない。
祖父は2ヶ月ほど前から容態が急変し、もう、どうすることもできなくなっていた。
病気がどうこうというわけじゃない。いわゆる寿命というものが尽きようとしているのだろう。
祖父も、その子供たちも、自宅療養を望んだ。だから、こうして家族に囲まれながら、毎日を過ごしているのである。

「じいちゃん、私だよ、だよ。」

声を大きくして近くまで行くと、祖父はやっと皐月の方へ顔を向けた。

「和子か。」

和子とは祖父の娘であり、の母である。もう、記憶が混同しているのだ。

だよー、和子の娘。」
「そうか。」

小さく笑った。
の祖父は元々あまりしゃべるほうではなかった。いつも優しくて物静かで、も三上もこの祖父が大好きだった。祖父の妻はもう大分前に亡くなっていて、も三上もあまり覚えていない。しかし、彼女はどちらかというと気の強い方で、二人は対極の位置にあったのは覚えている。

ごほごほ、と咳が部屋に響いた。

は慌てて祖父の側に行き、大丈夫?と声をかけた。
背中をなるべく優しくさする。どんどん細く、弱くなっていく祖父が、正直怖かったけれど、こうして静かに死を迎えようとしている祖父の姿は儚くて、そして強かった。の母も三上の母もその兄弟たちも最後まで安らかに見守ろうと決めたのだ。も笑って、そうしなければならない。

「和子、お父さんの側に寄っちゃいけないよ、結核が移ってしまう。」
「・・・・・・うん。」
「背中をさすってくれてありがとう。さぁ、もう帰りなさい。」

祖父は若い頃、結核を患っていた時期があった。
そのために、彼は戦争に行ったことはない。祖父がこのまま死んでしまうのだと毎日考えていたということを、は昔母に聞いた。

「じいちゃん、また、来るね。次は亮と。」












写真を上からゆっくり撫でた。

アルバムの中で唯一祖父が撮った物ではないものだ。


花の中で眠る、祖父と、と亮。


「けーっきょく亮は一回もじいちゃんとこ行かなかったよねー。」
「行かなかったんじゃねぇよ行けなかったんだっつの!」

ひゅぅっと風が強く吹いた。窓の向こう側で、名も知らない白い花が歌うように揺れた。
いつもこの花はそうやって綺麗に揺れる。
彼らの祖父が祖父であり続けたように。
いつだって彼は、二人の生きた証を残そうとした。写真という形に残して。この子たちの最後を見届けることができないという、どんなに頑張ったって覆ることのない事実へのせめてもの抵抗だったのかもしれない。
一度、結核という悪魔と、戦争という悲劇によって、死を見た祖父は、二人には笑って生き続けて欲しいといつも思っていた。そして彼らはそうして育った。望みが叶う瞬間。例え写真の中の二人ーとくに三上ーが笑ってなかったとしても、その写真を見ることによって昔を思い出し、笑ってくれればそれでいいと、ただそう思っていた。





そして彼らは今、また笑っていた。






「・・・・・・・・・・・・・・・じいちゃんは最後まで幸せそうだったね。」
「あー、あれだろ?最後に言った、」





「「と亮の人生の足跡を自分の手で残せてよかった。」」




























『じいちゃんへ

こんにちは、元気ですか?じいちゃんが天国に行ってからもう2年だね。
いつも思うことがあります。

生きるって何ですか?

生きる意味ってなんだろう?

わからないよ、そんなことは。天才と称された私やお兄ちゃんでも、いくら考えてもわからなかった。
でもねじいちゃん。じいちゃんは、私と亮の生きた証を残してくれたんでしょう?
生きていく意味なんてわからないけど、でも確かに、振り返れば私たちのそれがある。
不思議だよね、写真の中の私たちは笑ってるんだ。生きたことに後悔はない。

それともじいちゃんが撮ってくれたから笑ってるのかな?

私はこれからもきっと生きることに不安を感じることもあると思うけど、振り返った時に後悔しないように、笑って証を残しておこうと思います。もちろん亮も一緒にね。




生きるって、一人じゃできないことなんだと、それだけは確かに思うよ。




だって私はいつだって亮と一緒にいるんだもの。

まだまだそっちに行くのは先になると思うけど、気長に待っててくれると嬉しいです。
お土産話、たくさん持ってくね!
それじゃまた、来年のお盆に!!

 



















『じいちゃんへ

じいちゃんがいつも、俺はサッカーを優先してりゃいいって言ってたから、俺は行かなかったんだってこと、知ってるよな?去年も書いたし。だから俺はじいちゃんの最後に立ち会えなかったことを後悔なんかしてねーよ。その頃ちょうど部活の時間帯だったしな。

じいちゃんって結局何で写真撮ってたわけ?
皐月はそれが生き甲斐だったんだよ!とか言ってたけど、それほんとかよ?

皐月が小さいころ、死ぬ時は笑って死にたいとか言ってたのをなんとなく覚えてる。
それにはやっぱり人生に満足しなきゃだよなぁ?

とにかく、例えそれが意識して撮ったものだとしても、常に俺と皐月で写ってるってことは、俺らはいつも何だかんだいって一緒にいたってことだろ?変だよなぁ。何でそんな一緒にいんだ?そんでもって何でそのころのこと、覚えてんだろな。思い出そうとすると必ず皐月が出てくるんだぜ?





生きてりゃ誰かに影響与えてるってことか?





俺と皐月の場合、お互いへの影響が強すぎて他からの影響なんざ、わかんねぇけど。

サッカーと皐月以外に俺の人生に必ず影響させてくるやつが今後もっと現れたら面白れーのに。
まぁ、すでに武蔵森のサッカー部連中が少なからずそうなってっけど。

写真見る度、思うんだ、じいちゃんがいなかったらこんな風に思い出すこともなかったんだろーなってな。

それじゃじいちゃん、また来年の盆にでも会おうぜ。

三上 亮』























「亮、ー!!!!!そろそろ出かけんぞー!!!!!手紙忘れんなよ!!!!!」

真の声が響いた。
と亮はその祖父の残した自分たちの生きた証をしっかりと握って立ち上がった。











色とりどりの、生きた証。

生きる意味なんかわからなくたって、確かに私たちは生きてるんだ。

だってほら、笑った私たちが証明してる。




それを残したのは誰でしょう?



形にした人?

それとも 自  分    ?






++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
07年02月18日 修正


back